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2009/05/26 1年ぶりくらいに更新再開しました。改めてよろしくお願いします。

インドに行った

投稿;2009/06/24 18:25:28 / カテゴリ:日記 / タグ:

※理屈抜きで読んでください。

インドに行った。

 山間に似合わない幅広な舗装道路をくだりおりると、その建物が見えてきた。道路から一歩外れそちらへ向かう。足元は一本の草木もない剥き出しの地面で、土砂採掘場のような殺風景な道だ。ゆるやかな上り坂を上り切って一息ついたところで、ゲートが見えた。
 僕は、これからグアムだか韓国といった近場の外国へ行くはずだった。財布に4000円だけ、という資金の事情もあるけれど、海外ならどこだっていいという投げやりな気持ちでいた。ただ無性に飛行機にのりたかった。それで自宅からほど近い、関東近郊の空港へやってきた。
 目の前の建物はどっしりと頼りになる構えだが、木造で壁は泥だか珪藻土で固められている。年季のはいった生活感が漂っていた。ひっきりなしにゲートを出入りする人々がいなければ、土豪の集会場くらいにしか見えなかったろう。空港とはこんなものだったろうか。いや、地方の空港はこんなものかもしれない。コンクリ建造物偏重の思い込みは、都会暮らしの悪い癖だ。郷に入れば郷に従えともいう。
 そんなことを思っていたら、見知った後ろ姿が視界に入った。旅馴れた様子で「インドへ行く」と言う。それで僕も一緒にいくことにした。インドは食べるものがないから苛酷だぞ、と半笑いで脅されたので、先に行ったのは君かもしれないけど、行きたいと思ったのはこっちが先だよ、と僕は言いかえした。そう強がったものの、やはり不安になって改札横にある売店に向かう。
 お徳用菓子がワゴンセールになっている。意外にも種類が沢山あった。海外製らしく、パッケージには尺取り虫のようなアラビア語だけがかかれており、どんな味か分からない。写真だけをたよりに、腹持ちの良さそうなクッキーをチョコレートでコーティングしたのを選ぶ。財布には4000円しかなく他に買えない。でも、ずっしり重いので数日はこれで足りるだろう。インドだし多少の空腹は我慢せねばなるまい。苦行の国なのだから。
 レジでお金を払っていると、出発の時間が気になった。そういえば、12:30出発といっていたっけ。レジの東南アジア系のお姉さんが、天井の時計を指さし、もう出発だからホームへ向かえという。のけぞって見上げると、ああ確かに30分に近い。急いで改札を通り抜けた。すぐ前の客車から彼が手をふっていた。駅員に促されるままに、タラップに足をかける。
 なぜさっきの店は天井に時計をかけるのだろう。天地がないので、10:20か04:40か分かりにくいじゃないか。ああ、なるほど。ゆっくり買い物してもらうために、一般の店では時計をおかないことが常識だけれど、ここは空港だから時間は大切になる。そのジレンマの現れが読みにくい時計の掛け方なのだ。と、断定的に解釈して、インド行きの列車にかけのぼった。
 列車は上半分がなくトロッコのようだ。横幅5メーター長さ10メーターほどもあり、一車両がとても大きい。両側から内を向くようにシートがならんでいて、彼はその一番外側で談笑していた。
 彼の隣と斜め前に、こちらも旅馴れた風の金髪女性がすわっていた。頬にはそばかすがみえる。僕も彼の隣に腰をおろす。彼らは僕の分からない言語でボソボソと、けれど楽しげに会話している。さっきまで一人だったから、今知り合ったところなのだろうが、撫でるようにスムーズなやり取りをする彼はすこぶる格好よかった。初対面の外人に物怖じもせず、それでいて全くわざとらしくない自然なふるまいは、僕が羨ましさと嫉妬を感じるに十分だった。
 会話に参加することもできず、ぼうっと風景を眺める。いつしか乗り物は大きな川の中をすすんでいた。インドらしく水がチャイのような色をしている。川面から吹き込む風は、その色のように柔らかくて気持ちがいい。吹きつけて去っていくのではなく、ゆっくりと僕の感触を確かめるようにして風は通り過ぎて行く。会話は同じペースで続いている。僕らの他にはだれもいない。船底が水をきるチャプチャプという音に集中していた。
 インドの町に出た。思った以上に街だ。レンガや土の茶灰色で包まれた街は活気は感じられない。人影もみえないけれど、二階建の建物が通りにはみださんばかりにひしめき合っていて、沈黙の迫力があった。
 交差点を過ぎたところで後ろを振り向くと、建物の壁から絶縁体らしき白い陶器製の物体が5つ、星形につきでていて、その先に五本のワイヤーが張られていた。ワイヤーは僕らの頭上をかすめ、道路に沿って伸びている。彼が、これは電力ケーブルなのだと教えてくれた。こちらでは電信柱ではなく、建物と建物の間に張るという。比較的低い位置に張ってあるものだから、切断して持ち去られることが多いらしい。手を延ばしてケーブルをつかむと、太そうに見えて案外やわいのだよと言いながら、彼はいとも簡単にケーブルを引きちぎった。
 ホテルについた。でも僕は3000円ちょっとしか手持ちがない。やばい、これじゃお金払う時に恥かくぞ、と焦って、ぐいいと無理やりに目を覚ました。

ああ、へんな夢だったな。



ブックレビュー リアルの上に描かれたファンタジー:『地図男』

投稿;2009/06/01 08:32:09 / カテゴリ:ブックレビュー / タグ: ★★★・・, 真藤順丈
地図男 (ダ・ヴィンチブックス)
真藤順丈
ASIN: 4840124167
ProductGroup: Book
Manufacturer: メディアファクトリー

その浮浪者がもつ地図帳には数え切れないくらいの付箋紙に埋め尽くされていた。そこには、音楽の天才幼児が初めてつくった作曲/密かに行われる東京23区対抗戦/社会に適応できない少年と少女の奇跡的出会いなど、ポップでファンタジックな物語が綴られている。地図男は何者?なぜ地図男は膨大な文章を書き続けるのか?ダヴィンチ大賞受賞作品。

 地図を開くと見入ってしまう。空想の視点から世界を見下ろした現実を、正確に書き表したその図は、ノンフィクションに違いないのだけれど、ノンフィクションに思える。そこには両者が入り交じった魅力がある。細かな字で記された固有名詞のオンパレードや色とりどりの記号は、まさに知識の宝庫。見るだけで知らない土地を理解した気になって、楽しい。知識欲を刺激される。

 本編における地図帳の物語は、地図が持つそんな要素を形にしたようで、自然、その内容もリアルとファンタジーがまぜこぜになっている。あくまでも現実に忠実な地図の上に、突飛な妄想が繰り広げられる。不思議な気持ちになる。今風のリズムのいい文体は、ファンキーでポップ。3作共通して妙な立体感と距離感を感じる。劇中劇という入れ子の構造がツクリモノであることを強調するのか。ファンタジーとしてのリアルさ際立っている。結果、箱庭をのぞき込むような印象が残った。地図というのものも、現実に対する箱庭みたいなものかもしれない。
 地図男が、物語を書き続ける動機らしきものは作中で明かされる(この答えが僕は結構気に入った。珍しいことだ)。けれど「なぜそれが地図帳なのか」は秘密のままだ。でも、空想と現実の狭間に生きる地図男の人生と、地図の佇まいが相似していることを思って、僕は素直に納得できてしまった。



ザウルス 楽しいruby/qte

投稿;2009/05/29 08:31:06 / カテゴリ:ザウルス / タグ: ruby, すきなもの

今、ruby/qteにはまっている。

ruby/qteとは、sharp製PDA「zaurus」の上で動くソフトウェアを作成するプログラミング言語のこと。ちゃんとGUIも作れるので、実用に耐えるソフトができる。
なにが良いって、zaurusの上だけで開発、動作確認がすべてできるのがすばらしい。通勤電車内やちょっとした空き時間にコードを書いて、動作も確認できる。短時間でトライ&エラーができるのは、僕のような初心者かつ気まぐれな人間にぴったり。

■その他いいところ
・rubyはめんどうなことが少ないので簡単。型宣言とか。
・なんでもオブジェクト(真偽値tureですらメソッドをもってる)なので、考え方が分かりやすい(気がする)
・rubyモジュールを追加すれば、高度なことも簡単なコードで実現できる(mp3タグ読んだり、ブログ更新したり)。先人に感謝。

■悪いところ
・動作が遅い。zaurus全般てきぱき感がないから。ruby/qteに限ったことではないけど。
・情報がすくない。rubyはそれなりにあるのだけど、qteについて分からない時に頼れる情報は多くない。Qtopiaのリファレンスに書いてあるものが、qteで動くとは限らないのがつらい。
・高速起動ができないので(rubyは非対応)、アプリ起動に10秒くらいかかる。

そして最大の問題は、GCがエラーで落ちること。

[bug] object allocation during gervage collection

仕方なく、GCをdisableにするという悲しい状況(2009/05現在解決せず)。メモリを際限なく使って、使っているうちにメモリ不足でアプリが落ちる。(暫定策として、メモリ使用率表示した)orz…
この問題については別の記事で詳しく書こうと思う。

手初めに2つのアプリケーションをつくってみた。

・『Netemo』:ブログ記事投稿用エディタ(この記事も←で作成・投稿)
Netemo開発中

・『LyricPlayer』:歌詞リアルタイム表示機能付きmp3プレイヤー
LyricPlayer開発中

zaurusにもその分野の既存アプリはあるのだけど、どうもうまく動かなかったり、速度が遅かったり、もう一歩たりない感がある。もやもやを解消すべく、自分で好き勝手つくってみた次第。

 とりあえず想定していた機能は全部実装できたので、αテストしながらバグ修正する日々。
思いつきで機能追加しているので、仕様もコードもグチャグチャ。今は、とても人様に見せられる&使ってもらえるレベルではないけれど、そのうち公開してみたいという夢を密かにもっていたり。はー、どきどき。

とりあえず、今月中に機能を公開してみようと思うので興味ある人はそちらも見てくださいな。



wordpress wordpressプラグイン:「横型カレンダー」

投稿;2009/05/27 11:39:29 / カテゴリ:wordpress / タグ: wordpress-plugin

再開にあわせてwordpressのテンプレートにカレンダーを導入しました。

横型カレンダー



サイドバーはもうごちゃごちゃしているので、メインの上部に設置。
導入したプラグインはこちら。

The blog of H.Fujimotoさんの「横型カレンダー」

通常通りplugin導入して、下記のコードを必要なところに記入すると出来上がり。

<?php get_calendar_horizontal(); ?>

見栄えを整理するために、cssテンプレートにいくつか定義追加して調整しました。
こんな便利なプラグインがあるとは、ほんとありがたい話です。

これで毎日更新しているかが一目瞭然になるわけですな。
がんばってこー!



雑文 うちでやろう。

投稿;2009/05/26 20:34:41 / カテゴリ:雑文 / この投稿にはタグはありません。

電車に乗っている。

新宿駅を出発したところ。

前に立っている学生が座っている僕のひざ前2センチまで接近している。
本人は目をつぶっているから気がつかないだろうが、電車が揺れるたびに
1センチ、2センチ、1センチ、2センチと微妙な距離感を行き来し、
常に予断を許さない状況だ。

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漫画レビュー 清らかな笑い:「聖☆おにいさん」

投稿;2008/05/28 19:26:29 / カテゴリ:漫画レビュー / タグ: 4点, 漫画, 笑い
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聖☆おにいさん
1 (1) (モーニングKC)
中村 光
講談社 2008-01-23
[ 概要 ]
ノストラダムスの大予言やY2Kなどの世紀末問題を回避し、21世紀を無事に迎えることができた神様二人。一時の休暇を日本のアパートでまったり過ごしている。おかしな話。
評価:

パンチパーマの青年がアパートの一室で横寝している。窓から小鳥や小動物達が集まってくる。ブッダが起き上がって叫ぶ。「涅槃じゃないよぉ!」。

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レポート 癒しのオシクラマンジュー:「生誕100周年 東山魁夷展」

投稿;2008/05/27 08:18:41 / カテゴリ:レポート / タグ: アート, 東山魁夷
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[ 概要 ]
生誕100周年を記念して、東京現代美術館(MOMAT)で開かれた回顧展。代表作<<道>><<花明かり>><<残照>>唐招提寺障壁画<<濤声(部分)>>など、本制作100展、スケッチ50点を展示し、過去最大規模とのこと。
評価:

 初夏を思わせる暑い日曜日、妻に誘われて観にいってきた。ちょうど今の季節にぴったりな鮮やかな若緑、白鹿を連れてくる神々しい淡緑、力強い深緑と、僕の好きな緑色のバリエーションが堪能できた。実物はやっぱり迫力があって、鑑賞というより体験の方が表現として適切な気がした。

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wordpress サイドバーの「最近の記事一覧」にアイコンをつける

投稿;2008/05/24 17:24:51 / カテゴリ:wordpress / タグ: PHP, wordpresss

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サイドバーにあるwidgetで表示した「最近の記事一覧」が素っ気ないので、飾りをつけることにしました。やりたいのは、タイトルの前にカテゴリのミニアイコンをつけること。MovableTypeならすぐできるんですが、WordPressだとどうやってやんのかなぁと調べながらやりました。まー、だれも気づかないでしょうけどね。僕はディティールにひと工夫したいのですよ。

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